令和4年度事業計画書
令和4年4月1日より令和5年3月31日まで
■前年度事業の総括と今後への展望
令和3年度は、昨年に続きコロナウイルスによる感染拡大や、世界的なパンデミックが終息することのない年度で終わりました。
当公益法人の事業も、当然のことながら影響を蒙り、従来からその柱であったセミナーやワークショップの開催は停滞したままとなっていました。
そこで令和3年度は、コロナ禍の影響で低迷する社会情勢や、世界情勢の大きな変化がこれからも続くであろう事を想定して、人事や新規事業の見直し、従来からの柱であったセミナーやワークショップの在り方などを大きく見直しました。
当公益財団法人は2012年に創業し、令和4年度2022年は10年の節目となります。
この節目にあたり様々な検討を重ねてきました。
そこで、当公益財団法人の防犯と安全の取組に共感した安全保障の専門家を迎えるなどして、国際的な視野をもって日本の安全保障の調査研究をすすめていく分野と、児童の育成と安全を守る分野との両輪で、令和4年度は新たなスタートを切ることとなりました。
令和4年度の取組と、具体的な活動は下記の通りとなります。
■1,日本防犯安全振興財団の基本となる事業内容の確認
本法人の主な事業目的の詳細は下記⑴~⑷です。
⑴ 防犯の知識・技術普及に関わるセミナー・講演
⑵ 防犯環境づくりのための調査、研究
⑶ 防犯にかかわる情報の収集と提供
⑷ その他、前各号に関する公益目的を達成するために必要な事業
以上を踏まえた上で、令和4年度事業計画を推進していきます。
■2,令和4年度の取組と具体的な活動
令和4年度は人員構成も新しくなりました。日本の安全保障についての構築や、防犯映像の作成、新ホームページ「へいわくらぶ」を活用した防犯セミナーの配信など、 従来とは違った取組で、公共事業の展開をすすめていきます。
【具体的活動内容】
1)専任講師による防犯セミナーの映像化と、オンラインでの展開
2)新ホームページ「へいわくらぶ」を活用した新規会員の獲得やPR展開
3)体験教室やイベントの開催、189プロジェクトなど、児童・養護施設などへの支援
4)子どもの未来に向けた表彰プロジェクト
1)専任講師による防犯セミナーの映像化と、オンラインでの展開
1)専任講師による防犯セミナーの映像化と、オンラインでの展開 |
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内容 |
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テーマ | 専任講師による防犯セミナーの映像化と、オンラインと実技での展開 |
開催回数 | 映像配信は随時、実技指導は依頼者による開催 |
活動内容 |
【護身の心得】西久保博信 講師による 映像CDの制作 第一章 なぜ護身は必要か? 第二章 護身初歩の手引き 第三章 高度な護身法 |
コロナ禍の前は、学校や保育園から実技を主としたセミナーの 依頼が多くありました。しかし長引くコロナ禍の中で、主力で あったセミナー活動ができなくなった為、新しくオンラインや PRとしても使える、防犯セミナーの映像ダイジェスト版を作成 しました。またオンラインセミナーだけではなく、実際に体験指導が できるように、帝国警備保障(株)の道場を使っての指導もできるよう にすすめています。 |
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全国10,000施設以上の国公立・私立保育所保育施設に職場環境改善 をオンライン研修で推進しているコドモンと協賛企業提携を行い、 令和4年10月27日には、コドモンカレッジにて「防犯・不審者対策」 のオンライン研修を実施予定である。 |
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予定講師 |
西久保博信 |
参加費 |
無料 |
予定場所 |
当財団のホームページ、YouTube、コドモンカレッジなどでの配信、実技のセミナー開催は、依頼者の指定場所 |
目的⑴【防犯の知識・技術普及に関わるセミナー・講演】 |
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内容 |
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テーマ】 | 新ホームページ「へいわくらぶ」を活用した、新規会員の獲得やPR展開 |
開催回数 | 月1回の更新 |
目的 | 「へいわくらぶ」ホームページ制作の目的は、当財団の活動に賛同した方々の会員募集と、寄附を募っていく事を目的とする。従来からのホームページは、基本ホームページとして残し、随時バージョンアップしていく。 |
活動内容 | 10周年事業として、新規会員の獲得や寄付の場やPR用として「へいわくらぶ」のホームページを制作した。 |
「へいわくらぶ」の活動テーマは(子どもたちの未来に何を残そうか!) 日本防犯安全振興財団は、未来を担う子どもたちに何を残していこうか!をテーマに、子ども支援の場として「へいわくらぶ」を設立しました。子どもたちが、安全で安心して暮らせる日本の社会と環境に向けて、環境整備、教育活動や人材育成、防犯対策の活動などを行っていきます。 |
目的⑴【防犯の知識・技術普及に関わるセミナー・講演】 |
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内容 |
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テーマ | 体験教室の開催、189プロジェクト、児童・養護施設などへの支援 |
開催回数 | 月一回 |
活動内容 | 【体験教室を通じて、児童・施設への支援活動】 月1回のペースで、施設児童を対象に体験教室として、農業体験や防犯講座を開催する。 【189プロジェクト】 厚生労働省が設定した児童相談所へ直接繋がる電話番号「189」の普及活動や、 虐待や児童施設などの児童に関わる防犯対策などの活動を支援していきます。 令和3年度の事業計画の中でもこの189プロジェクトを取上げ、これらに賛同した 方々からの、寄付金を頂いた実績があります。 |
講師予定 | 【体験教室の開催】櫛辺悠介 予定場所:大阪市高槻市樫田地区 |
参加費 | 無料 |
目的⑶【防犯に関わる情報の収集と提供】 |
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内容 |
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テーマ | 子どもの未来に向けた表彰プロジェクト |
開催回数 | 2ヶ月に1回の会議の開催 |
活動内容 | 夢の持てる日本の社会の構築に向けた、子どもたちへの支援活動プロジェクトです。子どもたちの未来につながる活動に対して、表彰するプロジェクトを立ち上げていきます。表彰制度や奨学金制度などの他に、夢が持てる大人たちと、子どもたちとの交流の場を設けていきます。今期はこのプロジェクト構築に向けて、議論を重ね具体的案を作っていきます。 |
予定場所 | 当事務所 |
5)日本の安全保障についての構築と啓蒙活動
目的⑵【防犯の環境づくりのための調査、研究】 |
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内容 |
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テーマ | 日本の安全保障についての在り方の構築と啓蒙活動 |
開催回数 | 1ヶ月~2ヶ月に1回の会議の開催 |
活動内容 | 当財団の理事であり、拓殖大学の教授である川上高司氏は、日本の国際政治学者です。専門は、安全保障、アメリカの政治、日米関係に関する研究であり、今期から当財団では、川上理事を中心として日本の安全保障について、防犯の環境づくりの向上に向けた、調査、研究と構築並びに啓蒙活動を行っていきます。 |
具体的な活動内容、並びに予算は、今期中に理事間で議論を重ねて構築する予定 |
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予定講師 | 川上高司 拓殖大学教授 |
予定場所 | 当事務所 |
■3,その他の計画実行について
令和4年4月、新ホームページ「へいわくらぶ」活動スタート
令和4年5月、新体制でスタート 防犯映像の配信
令和4年6月、日本の安全保障についての実行会議スタート
以上が、令和4年度の事業計画となります。